5月21日に太陽が双子座に入りました。

そんなわけでTOP画の更新です。
だいぶ迷走した果ての双子座絵です。
イメージは双子座の神話、カストルとポルックスから。
戦場をともにし、生まれたときも一緒ならば死ぬときも一緒……
勇敢な人間の兄・カストルは戦場で流れ矢に命を落とすことになりました。
兄を失うその悲しみに、ゼウスの血をひく不死身の弟・ポルックスはゼウスに祈りました。
ゼウスはその願いを聞き届け、二人は星座ととなったのでした。
ポルックスの不死の力をカストルに与え、天と冥界を半分づつ一緒に過ごす、そんな兄弟愛のお話。
黄色のカーネーションの花言葉は「軽蔑」「嫉妬」。
なぜこの花を選んだかというと、ふたご座は風の柔軟宮で様々なことへの好奇心や知性の発達、また他者との比較による個人の認識、二面性を挙げられる星座です。
ふたご座を表す言葉は「I think(私は考える)」
ふたご座は器用で手広く浅く、そして人を無意識に自分と比べる星座だと思います。
人と比べるというのは悪いことではなく、人と比べることにより初めて人は「個」を認識し、「個」を確立します。優劣をつけるのではなく、他者や自分以外の中に自分を見つける人。
とても魅力的な星座ではあるのですが、知性が発達し自己が確立したとき、器用で利口さが裏目に出て「なぜこの人はこれが理解できないのか?」と自分の基準で他人を「軽蔑」してしまったり、自分でできないことを「嫉妬」し、足を引っ張られることがあります。
多くのことに好奇心を持ち、知性をつけていく姿を誤解され、本気でないと「軽蔑される」ことや、器用な立ち回りを「嫉妬」されることも多いのかもしれません。
「好きだし、興味があるから」
その一言で良いんです。無意識の中ではすべては一つに繋がっていることを知っている。
意識が散漫しやすい、と言われますが、「心が反応するということは自分に必要なこと」です。
ただの点だった星が、想像力と結びつくことで星座になる。
軽蔑の花があなたを包んでも、想像力や好奇心を帳にして隠してしまえばいい、手放せばいい。
それでも本の上に一本の花が置いてあるのは、「嫉妬」や「軽蔑」を知りたいからです。
鳥骸骨被っているのは半分趣味ですが、双子座の少年性と死しても鳥のような魂の自由を、と選びました。太陽と月は天と冥界の対比に。
そんな感じの絵でまとめました。
おしまい。