新月の願い事

5月5日7時45分は牡牛座の新月です。

 

新月と言えば、「新月の願い事」はご存知でしょうか?

最初に出会ったのは約8年ほど前で、そのときは「新月の銀ペン」という名目のおまじないで知りました。

 

「新月になった8時間以内に、完了形で願い事を2個以上10個以内を銀のペンで書く」

 

というもの。占星術も学んでなかった頃だったので、とりあえずよく分からないまま続けて早8年。

当時はなぜ新月に願い事を書くと叶うのか、などは考えなかったのですが、

占星術を学ぶようになってからは月のサイクルに関して考えるようになりました。

 

月の28日のサイクルを農耕に喩えると、新月は種まきのタイミングです。

更地になった場所に何の種を撒いていくか。月に一度リセットです。

種と言うのは願いごとや目標で、「これから一ヶ月、どんなことをしていこうか」を言語化し、更地に蒔いていく。

 

こう受け止めています。妄信的に願いごとを書いたところで叶わない。

この8年で感じたことでした。叶う願いには行動が伴う。

ただこの行動に対し、苦労や難易度が精神的に減り、「辛い」より「楽しい」状況になるのではないかと思いました。

 

私はずっと、

「漫画家になる」

「占いで人の手助けができる私になる」

「学びを深める」

「画力が上がり、スピードが速まる」

「豊かで恵まれている」

あたりを書いていました。

 

行動で言えば、

 

「漫画家になる」

→絵を描く、漫画を学ぶ、営業する、仕事の対応をするetc

 

「占いで人の手助けができる私になる」

→占いを学ぶ、人を気軽に占う、人生の多様性を受け入れる、相談しやすいキャラになる、付随する知識を身につける、広い見解を持てるように本を読む、話し方や受け答えを学ぶ、ポジティブな思考を持つetc

 

「学びを深める」

→本を読む、美術館や講義に行く、勉強する、気になったことを調べる、メモするetc

 

「画力が上がり、スピードが速まる」

→基礎画力を上げる、イメージを固めてから原稿をする、効率化を図る、時間を計る、時間表を作り記録するetc.

 

「豊かで恵まれている」

→自分なりの豊かさを知る

 

などを目標に対し行動に落とし込んできました。

けれども、これらの行動に苦労だ、嫌だと思ったことはありません。

すべて違和感を改善しようとついてきた結果でした。

書いてみたら普通のことですが、一先ず自分を褒めておこう(笑)

 

新月の願いごとを「完了形で書く」というのは、「叶う前提」で、叶った姿が想像できるからだと思います。

願いごととは「欲」で、「こうなれるはず」という理想の言語化で目標だと思います。

言語化して目標を立てれば、自然と目に入ります。カラーバス効果ですね。

 

私の好きな本のひとつに『アファメーション』(ルー・タイス著)があるのですが、私にとって新月の願いごとは目的志向の8つの原則①~③をクリアする儀式みたいなものだと思っています。

 

①行動を起こす前に心の準備を整える

 変化は頭の中で想像に始まり、現実世界に広がる

→願いごとを書くときに、どうなりたいかを想像する。できれば感覚まで掴めるくらいイメージする。

 

②イメージの中の現実を変える

 新しいイメージを視覚化し、古いイメージ不満を持つ。目標を設定し「何」と「なぜ」の刷り込みを行う。

→今の自分の改善箇所を考える。なぜそれが必要か考える。

 

そして、毎月願いごとを書くことを繰り返すたびに③をクリアし、願いごとの成果を大きくしていきます。

(収穫→種まきのサイクルですね)

 

③目標の設定は「そこまで」ではなく「その次には」を考える

 目標を達成するとモチベーションが下がり、安心して成長が止まる。

 解決すべきイメージの対立を持つ。

 

同時に毎月、先月の願いごとを見返し新しい願いごとを書くことで、

 

「自分自身になれることを許したとき、意欲が失われる。

わたしは何に慣れてしまったのか?」

 

ということを見直すきっかけになります。

 

必要が生じて初めて認識できる。

目標設定は「必要」を生むに他ならない。

 

毎月「必要」を簡単に「新月の願いごと」として行っていると考えると凄いですね。

願いごと(目標)を定めれば、行動はあとからついてきます。

リソースはいくらでも与えられます。気付くか気付かないか、受け入れるか受け入れないかだけで。

 

なにより年12回、願いごとが最大で120個書け、それを叶える行動ができると思ったら素敵ですね。

ウィリアム・ジェイムズの名言を省略して「心が変われば人生が変わる」。

心が変わり人生が変わるきっかけは、ペン一本と紙一枚で与えられるのです。

 

新月の日のたびに、こんなことを考えていました。

 

 

今日は牡牛座の新月、新月を更地に蒔く種まきと考えるならば、

「私は何に満足してしまっているのか?何を面倒だと思っているのか?」

「私が今まで得てきたものはなにか?それは今の私の何に役立っているか?」

「これまで続けてきたものは何か?小手先で済ませていることはないか?」

などを振り返り、

「私は何を欲しているのか?それは私の人生に感覚としてどう役に立ってくれるのか?」

「私が望む豊かさとはなにか?」「衣食住以外の幸福はなにか?」

「ゆっくりでも成し遂げたいものはなにか?」

などを考え、願い事を書き出していくといいのかもしれません。

 

 

なんて思ったのでした。

 

 

新月が満ちれば満月になります。

満月は新月と対の位置にある星座でおおよそ起こります。

 

オポジションの位置にある星座ですね。

この2つは補完の関係にあり、共通した意味を持ちます。

 

牡牛座も次の満月の共通点は「所有」。

ハウスでは2と8。自分の持つもの、与えるものと他人から与えられるもの、他人に与えるもの。ともに「守る」星座です。

 

そんなキーワードを見据えて、目標を立てるのもいいのかもしれません。

 

 

 

 

おしまい。

 

 

 

ガチャガチャで入手したラー神。かわいい~!